建設業界に新制度!建設キャリアアップシステムをご紹介

国の制度「建設キャリアアップシステム」

建設業での今後予測される人手不足の解消として国土交通省より【建設産業制作2017+10】〜若い人たちに明日の建設産業を語ろう〜 の施策が発表された。

(引用)

あなたは若い人たちに明日 あ す の建設産業をどう語りますか」 この問いかけの答えを探し、今後の建設産業政策を考える上で、まず、建設産業の 役割を確認することから始めたい。 建設産業は、インフラや住宅、オフィスビル等の建築物の整備を通じて国民生活の 向上や経済の持続的な成長を支えていくという役割を担っている。整備されたインフ ラの日常的なメンテナンスや、耐震化等の防災・減災対策、除雪などを通じて、国民 が安心してインフラ等を利用できる環境の維持や企業の事業継続性の確保などにも寄 与している。 また、建設産業には、東日本大震災や熊本地震などでその重要性が再認識されたよ うに、災害時における応急復旧やその後の復興工事など国民生活や経済活動の一日も 早い再建に寄与する役割がある。これらの国民生活の安全・安心や経済成長に貢献し ていくという建設産業の担う役割は将来にわたっても不変である。

                      引用元:国土交通省「建設産業制作2017+10」

これからもずっと建設産業は無くならないものであり、自分たちの生活には必要な産業であるということ。

そして建設業界は国内外の発展と共にもっと若者たちの将来においても魅力的であり夢と希望に満ちた産業に変わるべく、今後の10年後を見据えて制度を見直し整えて行こうという取り組みである。

その中の「働き方改革」の処遇改善に向けた一つの策として新たにできたのが、建設キャリアアップシステムである。

運営主体は(一財)建設業振興基金

業界全体での技能者の資格、社会保険加入状況等の情報を登録し経験や能力に応じた処遇を受けれるよう環境を整備するための「制度インフラ」です。

 

制度導入によってどう変わるのか

技能者への処遇の改善へ。システムには4段階のレベルがあり

    • レベル1:初級技術者(見習いの技術者)
    • レベル2:一人前の技術者 
    • レベル3:職長として現場に従事できる技術者 
    • レベル4:高度なマネジメント能力を有する技能者

といったように経験や保有資格さらにマネジメント能力の見える化を図り、しっかりと評価できる環境を整備することでキャリアアップしていけるようになります。

自分自身の評価を高くすることでさらに仕事にもやりがいが起き、またその方が人を育てるとさらに良い人材が生まれてくるし、自ら成長する目標も持てるようになる。

さらには現場管理も効率化を図れるので事業主の方にもメリットがあります。

情報が登録されているので社会保加入状況等の確認や、書類作成における手間や作成ミスなどが削減できる。建退共関係の証紙を交付するなどの事務作業の軽減。

 

 

この新制度がこれからの建設産業の当たり前に変えていけるように先駆者となって活用してみてはいかがでしょう。

 

 

建設キャリアアップシステムの運用スケジュールが変更しています。

(引用)建設キャリアアップシステム 運用開始に向けたスケジュールの見直しについて

平成30年8月10日

建設キャリアアップシステムのホームページリンク

詳しくはこちらをご覧ください。