仕事を厳しく教えるのは逆効果?成果には直結しない理由

みなさんは言葉の威力を知っていますか?

言葉には言霊といって魂が宿っていると言います。なんだかスピリチュアル的な話かと思いますが、

言霊とはポジティブな言葉を発していたらポジティブになっていくし、ネガティブな発言ばかりしていると心も暗くネガティブになっていくと言われています。

普段から常に発する言葉に気をつけて喋っている方も少ないのではないでしょうか。

自分自身だけでなく、うっかり言ってしまった事が相手を傷つけてしまっていたり、嫌な思いをさせるような言い方をしてしまったり。

でも人を勇気付けたり励ましたり、いい気分にできるのも言葉の良いところです。

仕事する際も生活でも恋愛でも、コミュニケーションには欠かせないツールです。人間だけの言語で一つ一つの単語を並べて意味を持つ。

そんな不思議な力を持った「言葉」ですが、人に使う場合にも相手の気持ちを動かすことができるのです。

人を変える前に自分の言葉を変えよう

社会に出て仕事をする上で人間関係は必ずついてきます。

取引先やお客様にセールストークという言葉があるように気持ちを動かす為に言葉を使ったりしていますよね?

今回は会社内の上司や部下について目を向けてみます。

仕事でもリーダーや経営者、指導者として仕事を教える立場の方ならご経験もあるかと思いますが、

なかなか人を教えるのは簡単ではありません、性格も、生まれた時代も環境も違うのです。考えてる事も理解できないような価値観の違いも生まれてきます。血の通った家族でさえ一人一人個性があるものです。

人と人の関係ですのでそこには感情も入り組んできます。苛立つ事もつい感情的になってしまう事もあります。グッと堪えていてもなかなか変わってくれないのでつい厳しく指導してしまう。そんな事になってませんか。

叱られたり、厳しくしていると人は恐縮しやる気もなくなっていきます。

そして自分はダメだとか、また怒られたらどうしようといったようにネガティブな発言が増えます。

すると先ほど話したように本来持っている力を発揮できないどころか

心までネガティブになり、なにもかもうまくいかなくなるのです。

では、どうすればいいか。

指導者の言葉の掛け方をかえていけばいいのです。

ペップトークをご存知でしょうか

ヘップトークとはもともとアメリカのスポーツの試合前に監督やコーチが選手を励ます為に行なっている短い激励のスピーチの事です。チームの士気を高め、本来持っているちからを呼び覚ますコーチの言葉の力なのです。

アメリカは自由の国として様々な人種がいて宗教の違いなどあるがその方達がチームとしてスポーツで戦っている。そしてこれがまた強いのはやはり指導者であるコーチの言葉があるからです。

仕事に関しても一つの現場、プロジェクトを達成させるためには会社でのチームワークが大切です。

だからこそペップトークは仕事現場で活用でき、結果を出せる人員教育になるのではないでしょうか。

「Pep」は英語で元気、活気、活力という意味があります。

そしてペップトークとは4つの要素で組み立てられています。

1・事実の受け入れ(受容)

   「昨日は緊張であんまり眠れなかったみたいだね」

2・とらえ方を変え認めてあげる(承認)

   「それは君が本気で商談を成功させたいと思っている証拠だよ」

3・してほしい事を伝える(行動)

   「落ち着いてゆっくりとお客様に寄り添っていくんだ」

4・背中のひと押し(激励)

    「大丈夫お前ならできる、行ってこい!」

どうでしょう。士気が高まるのがなんとなく理解できるのではないですか?

やはりリーダーの能力次第です。
 
結局は部下・社員をうまく育てるのは良きリーダーです。建設業に関しても怖いイメージがあるとか。
ガラの悪い人たちに体で教えられるんじゃないかとか。悪いイメージができてしまいます。
 
ですがペップトークなどを活用しみんなを激励し士気を高め仕事に取り組んでいれば、周りからは見ててかっこいいですし、憧れができて業界進出に踏み込むかたもいらっしゃるかもしれません。
 
昔ながらの見て覚えろといって何も教えないのであれば、自分からやる気なんて起こらないですし、
是非、時代にあった良きリーダーとしてこれからの建設業を残していってください。