まずは自己管理での対策が一番大切
建設現場では暑さ指数のWBGT値の減少対策や
休憩場所に日よけやクーラーボックス、扇風機、冷房、熱中症対策の設備設置などの環境整備から、体調管理のチェックシートの記入をしている現場も多くあります。
ですが、自分の体の変化に一番に気づくのはご自身だと思います。
「なんか、体の調子がいつもと違うな」「今日はいつも以上にしんどい、気分が悪い」
そう思えば我慢せず医療機関で診断を受けて下さい。
特に建設現場で作業されている方は「ちょっと休憩すればよくなるだろう」「涼しい所で体を冷やしておこう」と思っていると
気づかないうちに症状は悪化して非常に危険です。
実際、仕事中にそういう状況になり、休憩していると体調が少し良くなったのでその日は帰宅し、帰宅後に状態が悪化して熱中症になっていた事例もあります。
まずは自分自身の体調管理を最優先に。
自覚症状以上に脱水症状が進行している事もあるので、こまめに水分補給や塩分補給を各自で行う。キンキンに冷えた飲み物を一気飲みするよりも、こまめに摂取する。
睡眠不足や飲酒は特に免疫が無くなり体調不良になりやすいので、出来るだけ無理をせずに控えるようにする。
空調服や、冷却タオル、汗の吸収性の優れた素材、あまり締め付け過ぎない通気性の良い服装にする。など
身体の条件なども各々で違うと思いますので、自分に合った対策をしっかりと行う必要があります。
作業時間なども短縮するなど、無理のない範囲で対策をしていけば、重篤な熱中災害は予防できます。